薬食同源 kapmo & Organic Asuha

食の基本

------------ [工業的な食品(加工食品)をできるだけ避ける] ------------

食が工業化された現代では、食べものと食べられるものがちがいます。
だから、『工業的な食品を避け 食べものを食べる』 これが食の基本の基本です。

■まず、自分がどんな質のものを食べているのかが理解する
食には、工業化・欧米化・添加物・農薬・遺伝子組み換え・F1種・自給率の問題などいろいろな問題があります。残念ですが食が工業化された現代では、食べものと食べられるもの(工業製品でも食べられる)が異なります。だから『食材の質』を見極める力が不可欠です。
化学的に処理された工業的な食材を避けるには、まずは、「原材料名をチェックし、食材でない言葉が書いてあるものはできるだけ避ける」ことを実践してください。


例えば、醤油を買うなら。

醤油のラベル
左の醤油は、名称:こいくちちょうゆ、原材料名:大豆・小麦・塩
右の醤油は、名称:うすくちしょうゆ、原材料名:アミノ酸液、脱脂加工大豆…

左の醤油は、大豆・小麦・塩から作られた発酵食品で、消化の悪い大豆を発酵させるという先人の知恵のいっぱいつまった本物の醤油になります。 右の醤油は、食品以外の工業製品が含む工業製品の醤油になります。食品の原材料名は重量割合の多い順に記載されているため、工業製品の醤油は、アミノ酸液が一番多いということです。その次に、大豆を絞った残り糟の脱脂加工大豆が含まれているという意味になります。
健康を維持したい・健康になりたいという人は、左の醤油を選択してください。

濃口醤油と薄口醤油を比較すると、薄口の方が健康に良いとイメージを持っている方が少なくありませんが、薄口の方が塩分が多いです。塩分が多い=健康に悪いわけではありません。色をきれいに仕上げたい場合は薄口を使うなど、料理によって使い分けをすればいいだけです。
また、 体に良いから減塩醤油を買っているという方がいらっしゃいますが、 減塩すると保存が難しくなるため、添加物が使われています。どちらが体に良いかご自分で判断して下さい。

調味料を質の良いものに変えるだけでも、かなり体は変わるものです。
食に気をつけはじめると、まずはじめに無農薬野菜の購入する方がいますが、まずはじめに調味料を質の良いものに変えることからはじめてください。

この基本の基本ができたら、バランスよく食べることです。

------------ [バランスよく食べる] ------------

肉はダメだの、牛乳はダメだの、白砂糖はダメだの、コーヒーは体を冷やすだの、白米は粕(カス)だの、言う人がいますがほんとうですか?肉も魚も米も野菜も果物も…いろいろなものをバランスよく食べるのがいちばんです。できたら、調理方法も生のまま・煮る・焼く・蒸す・揚げるなどなどいろいろな方法で食べるのががいいですね。
「ダメ・ダメ・ダメ・ダメ」言ってると、視野が狭くなり健康になれません。気をつけましょう。

よくある話

お店でよくある話です。

■何を食べれば健康になれますか?
残念ですが「これを食べれば健康になれる」「これを食べれば病気が治る」というものはありません。
簡単・便利なものに飛びついてしまがちですが、簡単・便利なもので、体は変わらないことは本物の専門家なら誰でもわかっていることです。


■オーガニックのものは高いですか?
はじめは食費の出費は少し増えるかもしれませんが、医療費を考えるとトータルの出費は節約できます。また、こだわり過ぎてしまうと高くつきます。食費に使える金額は、家によって異なります。どこまでこだわるか、何を優先するかをご自分で判断できるようになるといいですね。

添加物を使わない食事は大変ですか?
慣れるまでは大変です。また、固執し過ぎてしまうと大変です。
自然食(添加物を使わない食事)は、自然体で自然なものを頂くことです。自然としている習慣になるまで大変かもしれませんが、幅広い知識を身につけ、どこまでこだわるか、どこで妥協するかを自分で判断できる知識を持てると、継続するのも簡単です。

■食べるものが制限されるとストレスにならないですか?
「ダメ・ダメ・ダメ・ダメ」と視野が狭くなってしまうフードファディズムはストレスになることが多いです。

■肉を食べても大丈夫ですか?
肉の食べ過ぎも食べなさすぎも体によくないです。これは、現代栄養学的にも漢方医学的にも言われていることです。ただし、抗生物質や成長促進薬をたくさん使って飼育しているものや、成型肉(軟化剤で柔らかくして結着剤で形状を整えた食肉)というものありますので、なるべく質のよいものを選んでください。

コーヒーは体を冷やすので好きだけど飲めません。
好きならやめる必要はありません。ただし、缶コーヒーは、糖分や添加物がいっぱいなのでやめた方がいいです。

■トマトやナスなどの夏野菜を食べませんが冷え性が治りません。どうしてですか?
適切な治療をしていないからです。

■マクロビオティックは漢方とはちがうのですか?
マクロビオティックは、陰陽という漢方用語を使っているため漢方と勘違いしている方がいますが、漢方とは異なります。医学ではなく思想になります。
(wikipediaより抜粋)マクロビとは、玄米を主食、野菜や漬物や乾物などを副食とすることを基本とし、独自の陰陽論を元に食材や調理法のバランスを考える食事法である。ただし、以下に挙げるこれらおよび団体が主張する食事法については、現在の医学、栄養学とは逆行するものも含まれている。根拠に基づいた医療という概念が当てはまらない点には留意する必要がある。 思想的な基盤は、食育で著名な明治時代の薬剤監であり医者であった石塚左玄の食物に関する陰陽論である。桜沢は左玄の結成した食養会で活躍することを通して食事療法(食養)を学び、独自に研究した。左玄の著書に『化学的食養長寿論』というものがあり「化学的」と冠しているが、左玄は当時の科学に敬意を持ち当時の栄養学では重要視されなかった栄養素のナトリウムとカリウムを陰陽のバランスと見て重要視し独自の理論を提唱した。もとが中医学(漢方のもととなる医学)ではないため、この分類は中医学の陰陽論に基づく分類とはかなり異なる。


■健康のためにサプリを飲んでいます。どうでしょう?
一般的にサプリは、薬より害がある場合が多いです。サプリにより健康を害されている方も多いものです。
私は、日常の食事で健康を保てているので、サプリを服用することはありません。サプリの服用の前に、食事を見直すことを優先してみてはいかがでしょうか?

■いろいろ試していますが、不調が改善しません。
あっていないことや間違ったことを取り入れても不調は改善しません。

■添加物を使用していない食品を探すのが大変です。なぜ添加物だらのものが売られているのですか?
添加物だらけのものを買う人がたくさんいるからです。

■玄米は不味いけど、健康に良いから食べてます。
玄米は炊き方によっては不味いです。毎日食べる主食が不味いのは悲しいことです。
玄米に固執する必要はないと思いますが、どうしても玄米が食べたければ、上手に炊けるようになりましょう。

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